2010-01-01から1年間の記事一覧

建築系同人誌『ねもは』に寄稿いたしました。

友人が編集・発行しております同人誌『ねもは01』に 執筆者の一人として参加させて頂きました。 篠原一男著『続住宅論』についての書評でございます。 私の論考はさておき雑誌としてとても素晴らしいので よければ是非、ご一読くださいませ! HP: http://nem…

過去の日記-ウイリアムエグルストン展と原美術館について-

これは2010年8月にとあるSNSサイトで書いた日記の再掲です。 原美術館で開催されているウイリアムエグルストンの個展を見に行きました。 ウィリアム エグルストンは20世紀の写真史で重要な位置を占めると評されるアメリカの写真家です。そういった写真史的な…

The medieval garden

This is my article for class of graduate school,which was written in 2009 The medieval garden When we think about medieval garden , we should know Japanese society in the medieval time . In the medieval time , unlike ancient times includin…

The Heian garden

This is my article for class of graduate school,which was written in 2009. The Heian garden Sakuteiki is technical mannual of the later Heian period, written for a select group of people who were involved in garden making. So we could get …

立体に表象される「平面」への欲望

今日、資生堂ギャラリーで行われている「石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」を見てきた。 展示は、ギャラリーのフロアいっぱいに並べられたテーブルの上に無数の模型が敷き詰められているというもの。…

個の情感/記号の快楽

先日、映画「Split the Difference」を観てきた。 これは9月4日から二週間限定で全国の映画館で公開されている Mr.Childrenを登場人物としたドキュメンタリー映画のような体裁をとっているものだ。 内容としては はじめに、Mr.Childrenがレコーディングし…

とあるレポート

今年の始めに書いた大学院でのレポート転載です。「虚構を他者が『上書き』する」 1.はじめに 建築家は何を問うべきなのか、あるいは問えるのか、まずこういったメタレベルでの問題意識から始めたいと思う。なぜか。それは「私達は今、建築を通して何も問え…

とある論考

『翻訳』の想像力−「わたし」達の建築・都市に向けて− 1. はじめに 今、建築について考えることは、何につながっているのだろうか。建築について語ること、考えることが、どこか自閉的で、その意義を感じられなくなっているのは、私だけだろうか。 フランス…

建築が叶える「理想」についてのメモ

今日こんな仮説をたててみた。 『建築が今生きられたものとして語られにくいのは、何を欲望してるか、とかどんな理想を持っているかとかが、情報化されたものの中にあるからではないか(情報環境に親和性の高い人は)。今までのように現実空間の建築を見ると…

建築の倫理

以下の文章は大学院のとある授業に提出したレポートの転載であるが 建築は何を問うべきか、に対する私の暫定的な主張である。 「他者達に上書きされる虚構」 1.はじめに 私たちは、何を問うべきか、あるいは問えるのか。私はこの問題に対して、建築を学ぶ立…

物語の複数性を考える

昨年のことになりますが 第五回ダイワハウスコンペティションにて優秀賞を受賞しました。 http://www.japan-architect.co.jp/daiwa/result_04.html 建築の分野ではなかなか行われない論文のコンペです。 「これからのすまい」という主催者側からのテーマに対…

明けまして

だいぶ経ちましたが、みなさまおめでとうございます。 元旦に「和歌おみくじ」というものをやったところ 「いろいろな考えに惑わされず、自分の信念を貫け」 という内容の札をひきました。 では、どのような僕の「信念」はどのようなものか? 僕が学業の研究…